UMESAKURA

成人式といった人生のハレの日だけでなく、ふだん使いしても輝きを放つのが着物の魅力です。ただ、実際に購入すると高額で、なかなか手が出ないのが現状でしょう。そんなときに活躍するのが着物のレンタルです。今回紹介するのは、京都の寺町御所南にあるUMESAKURA。どんな特徴をもったところなのか解説します。

完全個別対応ならではのきめ細やかなサポート

みなさんは何を基準に着物レンタル店を選んでいますか？品数の豊富さやコストパフォーマンス性、アクセスのよさなど、いろいろ条件があるにちがいありません。なかでも、着物選びする場所として、プライベート空間を用意しているかどうかは、かなり有力なポイントになるはずです。

その点、UMESAKURAは申し分のない条件をクリアしています。1日5組少人数限定で、完全個別対応を徹底し、安心安全なシステム。ほかのお客さんのことを気にせずに、リラックスしながら着物選びに夢中になれます。時間をかけて理想のコーディネートを追求したい方にとって、まさにピッタリなサービスでしょう。

舞台となる店舗づくりもまた魅力的で、100年以上の歴史ある京町家は、趣のある庭までそろっています。落ち着いた雰囲気に誘われ、カップルでの来店率が高いのも納得です。

もちろん、空間の素晴らしさだけはありません。接客時のきめ細やかな対応力にも定評があります。お客さんを丁寧にコーディネートするのは、高い技術力を誇る着付け師範や上級着付け師たちです。気さくなやりとりで要望を入念に聞き入れながら、お客さんの個性と向き合い、もっとも魅力を引き出す組み合わせをいっしょになって検討してくれます。

あわせて、実際に支度を終えるまでの手際のよさも注目しておきたいところです。細部まで気を配ってコーディネートされた着物で、上機嫌に街を歩いてみてください。

京都らしい繊細な「正統派着物」に対するこだわり

UMESAKURAがいちばん大切にするのは、京都ならではの正統派着物に対するこだわりです。京都は世界有数の観光地だけに数多くの観光客が集まる街です。なかには、コスプレのような観光向けの着物姿で散策する人もいます。

それとは一線を画するのがUMESAKURAの真骨頂です。歴史的なものであれ、現代風のものであれ、創業以来、着物本来の魅力を軸に据え、厳選されたものを提供。正絹アンティーク着物や東レ製でシルクのような高級化繊でつくられたものなどをそろえ、目の肥えたお客さんからも高評価を得ています。

もちろん、メンテナンス後のフォローにも妥協を許していません。1枚ごとに、収納には欠かせないたとう紙に包んだ上で桐箪笥に保管する入念ぶりです。帯にしても、いくつか種類がある中、太鼓結びを基本とし、帯締めと帯揚げを組み合わせた着付けが王道となっています。その正統派スタイルは、情緒漂う古都にしっくり溶け込む仕上がりです。

地元人で、なおかつ、京都の魅力を知り尽くした専門スタッフだからこその矜持といえるでしょう。厳選された着物コレクションと着付けスタッフの巧みな技を両輪に、着物だけではない特徴もいろいろとそろっています。

京町家独特のムード、建物全体が語りかけてくるいにしえの香り、窓の外を見れば、ふと和まされる庭の景観など。こういった要素もまた、外国人観光客だけでなく、日本人のお客さんにも支持される理由かもしれません。

最高級生絹手組み帯締めのみを取り扱っている

UMESAKURAを語る上で欠かせないのが、最高級生絹手組み帯締めを標準仕様としていることです。ちなみに、帯締めには手組みと機械組みがあり、前者は職人が時間をかけてつくり、高額なのが特徴。帯締めは、パッと目がいく着物の顔といってもいい存在です。ツウが見れば大喜びする高品質な帯締めの数々は、帯締め創作家でもある店主の持ち味がいかんなく発揮された結果といえます。

次に、レンタルした場合の簡単な流れを一応見ていくことにしましょう。完全予約制で、1組ずつの個別対応になります。情緒たっぷりの和室にて、熟練の着付け師範や上級着付け師が、着物はもちろん、小物にまでシビアな目を光らせ、理想のコーディネートを模索。そうして導き出された着物姿は、ただ単に見た目が美しいだけでなく、街を散策した後も着崩れしない機能性も備わっています。

そして、重要な役割を果たすヘアースタイリングが無料という点もうれしいところです。プランとしては、正統派着物レンタルプランやカップル着物レンタルプラン、成人式振袖前撮りプランなどが用意されています。

まとめ

着物の魅力を味わうなら、実際に身に着ける以外にはない、といってもいいでしょう。そういったとき、着物のレンタルはとても重宝します。今回ピックアップしたのは、UMESAKURAという着物レンタルサロン。

京都らしさを感じさせる正統派着物とハイレベルな着付けスキル、さらに最高級手組み帯締めをスタンダード装備するなど、あくまで本格路線を突き進むところが、主な特徴でした。着物姿で京都の街を散策したい方は、UMESAKURAに問い合わせてみるのもひとつの解決策です。