観光スポットとして昔から人気を集めている京都で着物を身に付けてお出かけしたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。着物のレンタルサービスを初めて利用する人は不安に思うこともあるでしょう。レンタルする方法は2つあるので1つずつ注意点を紹介します。今後の参考にしてください。
お店で直接着物をレンタルする際の注意点
着物選びから着付けまでスタッフが丁寧に対応してくれるのが特徴です。スタッフに迷惑をかけないように注意してください。
金額でレンタル店を選択しない
金額だけではなく、店舗の立地も重要なポイントです。着物を身に着けてお出かけするのは、普段着慣れていない人にとって体に負担がかかります。観光スポットからできる限り近い場所にある店舗を利用するなどしましょう。徒歩数分以内で目的地に到着する店舗であれば問題ないでしょう。
時間に余裕を持って店舗に向かう
予約時間の直前に来店するよりも、少し時間に余裕を持って来店するほうが対応するスタッフも安心です。ゆっくり着物を選ぶことも可能です。気持ちの余裕が生まれるのでそのようにしましょう。遅刻する場合は店舗に連絡を入れるようにしてください。この際、予約したサービスがすべて受けられるとは限りません。
手荷物はできる限り少なくする
手荷物を預かってくれる店舗もありますが、防犯の観点からできる限り少ない手荷物で済ませるようにしましょう。トラブルが発生しても対応してもらえない可能性が高いです。
事前にトイレは済ませておく
着物を身に着けた後にトイレに向かうのは避けましょう。着崩れが発生してしまう可能性があります。そのため、利尿作用のある飲み物の服用は避けておくほうがよいでしょう。
においが強く出る食事は避ける
シミが付きやすい食事は、着物を身に着けているときに避ける人が多いですが、においが強い食事は盲点となっている場合があります。焼き肉やニンニク料理などのにおいは着物に染みつきやすいので注意しましょう。
また、たばこのにおいも通常のクリーニングで取り除くのが難しい場合があります。別途クリーニング料金が発生するのを避けるために、においにも意識を向けてください。
着物の宅配レンタルを利用する際の注意点
利用日の直前になってから予約しようと思っても対応できない場合があります。宅配の特性上、着物の発送に時間がかかってしまうからです。また、繁忙期は在庫切れになることもあります。
予約は1週間以上前に済ませる
できる限り早めの予約を心がけましょう。成人式などの行事では全国から多くの人がサービスを利用します。そのため在庫切れに見舞われてしまうことがあるからです。また、着物を配送するのに時間がかかるので、遅くても着物を身に着ける1週間前には予約を済ませてください。
着物が到着した後に内容を確認する
予約した内容と相違ないか確認しましょう。大抵の場合は、どのような着物が入っているのか一目で分かるように一覧表が同封されています。帯や足袋などもレンタルした場合は1つずつ内容を確認してください。予約した内容と相違があった場合は、速やかに店舗に連絡しましょう。
返却方法などを確認する
洗濯やクリーニングが必要なのか不要なのか、返却期限はいつまでなのかを確認しておきます。決められたことが守られていないとトラブルが起きてしまうでしょう。たとえば、返却期限が過ぎてしまうと、長期レンタルの金額を請求されることがあります。必ず返却期限は守りましょう。
着物レンタル利用時のトラブルを防ぐ方法
事前に考えられるトラブルについて対策を講じておくことは有効です。後から慌てて対処することがないようにしましょう。
着物のレンタル保険は加入しておく
あくまで任意であり強制ではありませんが、着物のレンタル保険に加入しましょう。着物の汚れや破れを保障してくれます。
自分が気を遣って着物を身に着けていても、予測不能なトラブルに巻き込まれる可能性があります。その後に高額なクリーニング代や補修費を請求されても困るでしょう。レンタル保険の費用は少額なので、金銭的な負担もそこまで発生しません。
レンタル用途を伝えておく
どのような着物が必要なのか分からないときは、店舗に相談しましょう。結婚式や葬式などの状況に適した着物を選択してくれます。また、どのようなイメージの着物を探しているのか伝えてみましょう。
着物を返却する前に写真を撮影しておく
着物で汚れが付着しやすい部分は、返却する前に写真を撮影しておきましょう。着物を返却した後にトラブルに巻き込まれるのを防げます。高額な請求書が届かないように、丁寧に着物を身に着けることも忘れないでください。
まとめ
自分に合った着物と出会うために、時間に余裕を持って予約を済ませましょう。初めてサービスを利用する人は分からないこともあるでしょう。そのような場合はスタッフまたは問い合わせのサービスを利用してください。
京都は着物が似合うスポットです。普段は着物を身に着けない人も、当日に楽しい思い出を作れるように事前の準備を怠らないようにしてください。また、トラブルはできる限り避けられるようにしましょう。