これから着物をレンタルして楽しみたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。着物をレンタルするときに保障や保険はどのようになっているのか気になる人もいるでしょう。シミ、シワ、破れなどを保障してくれるので、万が一トラブルに見舞われた場合も安心です。今後の参考にしてください。
CONTENTS
着物レンタルサービス利用時に起きやすいトラブル
さまざまなトラブルが発生する恐れがあります。トラブルに対処しようとして誤った方法を選択してしまうと、かえって事態が悪化します。
シミができてしまう
飲み物をこぼしてしまうことや、食べ物をこぼしてしまうことがあるでしょう。また、雨に濡れてシミができてしまうこともあります。このようなときに、手やタオルで軽く着物を拭いてシミを取り除ければ問題ありませんが、頑固なシミは跡が残ってしまいます。
自分で取り組める対処法もありますが、シミが酷い場合はクリーニングで落とすようになるので、自己判断せずに店舗の指示を仰ぎましょう。勝手に洗剤でシミを落とそうとするのは危険です。かえって状態が悪化する恐れがあります。
着物にシワができる
椅子に座っている時間が長いときや、着物をキャリーケースに収納して運んだ後には、着物にシワができてしまうことがあります。ハンガーにかけて吊るすと、着物の重みでシワを取り除けることがほとんどですが、ひどいシワの場合はアイロンをあてて取り除くことになるでしょう。
ただし、適切に蒸気を当てなければ生地が傷んでしまうことがあります。アイロンの技術に不安がある人は専門家に依頼するほうがよいでしょう。
保管していた着物や帯にシミなどができる
茶色のシミは素人で適切に取り除くのは難しくなっているので、必ず専門家に補修を依頼してください。その部分は生地が弱くなっているので、穴ができてしまうことがあります。シミの部分は手で触らないようにしましょう。
カビができる
1か所カビが発生すると、瞬く間に着物全体に広がってしまう恐れがあります。対処法は、着物をハンガーに吊るすことですが、一度発生したカビは茶色に変化することも珍しくありません。そのような状態に陥ると専門家に依頼しましょう。
カビは見た目の印象が悪くなるだけではなく、独特のにおいも発生します。また、肌に直接触れる部分にカビが発生していると不衛生なので、自己判断しないようにしてください。
着物保障・着物保険とは?
安心して着物を楽しめるようになっています。費用の負担は少額なので、トラブルが発生しても安心です。
レンタル前に店舗に保証金を支払う
着物の保障サービスを利用するためには、着物のレンタル前に数百円から1万円程度の保証金を支払うことになります。店舗により保証金の金額は異なりますが、少額の負担で済むようになっています。
あらかじめどの程度の汚れや破れまで保障してくれるのか確認しておきましょう。とくにインターネットから着物をレンタルする人は、スタッフに直接質問できないという特性があるので、注意事項に目を通しておきましょう。
着物保障・着物保険の加入は必須?
加入は必須ではありませんが、万が一着物に汚れや破れが発生したときは金額を負担しなければいけません。
万が一トラブルが発生しても安心できる
着物にシミやカビができても保証金の範囲内で対応してもらえます。着物でお出かけしているときに、予測不能な汚れが発生してしまう可能性はあります。
たばこのにおいや焼け焦げはその一例です。自分の意思とは別にそのようなことになってしまったときでも保障してくれるので安心です。費用は発生しますが、気持ちに余裕を持って着物を楽しめるのでおすすめです。
着物レンタルサービス利用時のトラブルを回避するためには?
予測不能なトラブルに巻き込まれてしまうことはあるでしょう。そのようなときに保障という名のバックアップがあれば、安心して着物を楽しめます。
着物のレンタル保障やレンタル保険に加入する
万が一着物を汚してしまったときに高額なクリーニング代を請求される恐れもあります。着物の補修費用の相場が分からない素人がほとんどなので、請求された金額に驚くこともあるでしょう。
そのようなことにならないように、最初から着物のレンタル保障やレンタル保険に加入しましょう。何もトラブルが発生しなければ問題ないですが、何かトラブルが発生したときに費用を抑えられます。そのため、着物をレンタルするときには着物代に加えて費用が発生すると思っておきましょう。
着物保障が不要な店舗を選択する
サービス利用料金の範囲内で着物保障も付いてくる店舗もあります。堅苦しくなく着物を利用したい人や、追加で金銭的な負担をかけたくない人におすすめです。
まとめ
着物を楽しんでいるときに予測不能なトラブルに見舞われることがあるでしょう。その後に高額な費用を負担しなければいけないと考えると、着物を楽しめなくなってしまいます。そのような不安を解消するために保障や保険の加入をすすめられるので、強制ではありませんが加入することをおすすめします。
また、店舗にもよりますが保障が不要なこともあります。このような場合は、何かしらのトラブルが発生しても安心です。