インスタ映え間違いなし!京都着物観光でおすすめのスポット
たくさんの映えスポットがある京都を観光するなら、ふだん以上にスマホのカメラを使うことになるでしょう。
しかし着物を着て撮影をする場合、レンタル時間や移動時間の都合上、撮影できるエリアは限られてくるかと思われます。そのため、あらかじめ京都のどのエリアで着物姿での撮影をするか、決めておくといいでしょう。
最後に、着物姿がインスタ映えする、京都観光おすすめスポットについてご紹介させていただきます。
祇園・東山エリア
祇園・東山は、京都を代表するスポットが揃うエリアとなっています。どんな観光スポットがあるのか、見ていきましょう。
八坂神社・円山公園
東エリアには、まず八坂神社があります。この神社は四条通の東端にあり、西楼門という朱色の参道正門をはじめ、境内には記念撮影にピッタリなスポットがたくさんあるので、着物姿で撮影するなら、ぜひ訪れてみるといいでしょう。
また八坂神社には、円山公園という明治時代から続く日本庭園が隣接しており、こちらは国の名勝に指定されています。春になると京都随一の花見スポットにもなり、園内の中央に植えられた祇園枝垂桜は見ごたえのある巨木となっています。こちらも着物で訪れるには、最適のスポットといえるでしょう。
アクセス情報
・京都駅から市バス206系統で「祇園」下車・京阪「祇園四条」駅から徒歩約10分・阪急「河原町」駅から徒歩約14分・地下鉄「東山」駅から徒歩約15分
参考:https://kyoto-maruyama-park.jp/
清水寺
八坂神社から東大路通を南に20分ほど歩くと、修学旅行の定番でもある「清水寺」に到着します。清水寺は豊かな自然の中にたたずんでおり、季節ごとに異なる表情を見ることができるでしょう。
伝統建築と自然、雄大な景色が一体となって、最高のロケーションの中で着物姿を撮影できれば、一生の記念となります。
アクセス情報
JR京都駅から 京都市交通局(市バス)206系統・東山通北大路バスターミナルゆき、100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆきで五条坂下車、徒歩10分 京都バス(土・休日のみ運行)18系統・大原ゆきで五条坂下車、徒歩10分 阪急電鉄 京都河原町駅(四条河原町) 京阪電鉄 祇園四条駅から 京都市交通局(市バス)207系統・東福寺・九条車庫ゆきで清水道下車、徒歩10分 京阪バス83・85・87・88系統などで、清水道または五条坂下車、徒歩10分 京阪電鉄 清水五条駅から 約徒歩25分 京阪電鉄 七条駅から 京都市交通局(市バス)206系統・東山通北大路バスターミナルゆき、100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆきで五条坂下車、徒歩10分
参考:https://www.kiyomizudera.or.jp/access.php
哲学の道
祇園の町から車で20分ほど北の方へ行くと、庭園が美しい銀閣寺から、京都有数の紅葉名所となる禅林寺付近まで、琵琶湖疎水沿いに南北の道が続きます。ここは日本の道100選にも選ばれている「哲学の道」で、名だたる哲学者が思索にふけりながら歩いた地となっています。
道沿いには桜などの草木が植えられ、春夏秋冬それぞれの表情を楽しむことができるでしょう。車が通ることはないので、静かでリラックスできますし、また法然院や大豊神社などに抜ける道もあるので、散策や撮影にもピッタリの場所となっています。
アクセス情報
・(1)(北側から銀閣寺・法然院などを拝観して南下する場合) 京都駅から 市バス100番「銀閣寺前」下車 市バス 17番・5番「銀閣寺道」下車(※「~前」と「~道」に注意) ※100番・5番は観光シーズンには混み合いますので地下鉄からの乗り換えをおすすめします。 地下鉄から市バスに乗り換えて 京都市営地下鉄 烏丸(からすま)線「丸太町(まるたまち)」駅で下車して 市バス204番「銀閣寺道」下車 京都市営地下鉄 烏丸(からすま)線 「今出川町(いまでがわ)」駅で下車して 市バス203番・102番「銀閣寺道」下車 四条河原町から 市バス17番・5番「銀閣寺道」下車 市バス32番「銀閣寺前」下車(※「~道」と「~前」に注意) ※5番は観光シーズンには混み合います。
(2)(南側から南禅寺・永観堂などを拝観して北上する場合) 京都駅から 市バス5番「南禅寺永観堂前」下車(5番は観光シーズンは混み合います) 市バス100番「宮の前町(みやのまえちょう)」下車 市バス93番「東天王町(ひがしてんのうちょう)」下車 地下鉄から 京都市営地下鉄 烏丸(からすま)線「丸太町(まるたまち)」駅で下車して 市バス204番・93番に乗り換えて「東天王町」下車 京都市営地下鉄 烏丸線「烏丸御池」で乗り換えて東西線「蹴上(けあげ)」駅下車 四条河原町から 市バス32番「宮の前町」下車 市バス203番「東天王町」下車
参考:https://tetsugakunomichi.jp/access.html
嵐山エリア
嵐山エリアは人気の観光スポットとして有名です。なかには着物を着て観光スポットを巡りたいという方もいるでしょう。嵐山エリアには、景色が楽しめる観光スポットがたくさんあり、子どもから大人まで楽しめます。
渡月橋
嵐山のシンボルとして有名な渡月橋は、桂川にかかる大きな橋です。壮大なスケールの渡月橋は、川だけでなく緑にも囲まれており、自然が感じられるでしょう。
紅葉の時期には、色とりどりのもみじがみられます。渡月橋は、嵐電嵐山駅より徒歩5分の場所に位置し、アクセスのよさも魅力です。
アクセス情報
京福電鉄嵐山線・阪急嵐山線嵐山駅より徒歩5分
嵐山モンキーパークいわたやま
嵐山モンキーパークいわたやまには、野生の環境で生活するニホンザルが120頭います。1年を通してサルの生態が観察できるでしょう。サルには餌があげられるため、間近で見られます。
嵐山モンキーパークいわたやまは入場料が安く、着物を着用していてものんびり楽しめるためおすすめです。園内には緑が多く、サルのいる頂上までの道のりで紅葉の季節は美しいもみじが見られるでしょう。
休憩所は標高160mの場所に位置し、京都の街並みが一望できるのも魅力のひとつです。園内には運動場があり、子どもが楽しめる大きな滑り台があります。カップルやご家族、ご友人などで来ても楽しめるでしょう。
アクセス情報
阪急電車嵐山駅から入口まで徒歩7分ほど、京福電鉄(嵐電)『嵐山駅』から入口まで徒歩10分ほど、JR嵯峨嵐山駅から入口まで徒歩15分ほど、京都市バス/京都バス嵐山公園下車 徒歩5分
嵐山公園 中之島地区
大堰川の中州にある嵐山公園 中之島地区は、渡月橋からも近く、観光スポットとして有名です。嵐電嵐山駅からのアクセスがよく、着物を着ていても出向きやすいです。春には桜がみられ、秋には紅葉も楽しめます。
アクセス情報
JR嵯峨嵐山駅から徒歩15分、京福・阪急嵐山駅から徒歩5分
松尾大社
大きな鳥居のある松尾大社は、京都内でも歴史の長い神社で、かつて農作物の豊作や不作を占う場として使われていました。阪急嵐山線の松尾大社駅からすぐの場所に位置しているため、着物をきていたり、親子連れだったりしても出向きやすいでしょう。
アクセス情報
阪急電車嵐山線「松尾大社」駅下車して徒歩約3分、市バス・京都バス「松尾大社前」下車して徒歩約3分
京都駅周辺
JR京都駅周辺は現代的な建造物が並ぶため、着物観光に適さないのでは? と思うかもしれませんが、日本は都会と伝統が溶け合う特殊さも醍醐味の国となっています。また京都駅周辺には、京都タワーや歴史のある茶店など、京都ならではの名所もあるので、こちらも着物観光におすすめでしょう。
京都タワー
京都駅前に建つ京都タワーは、131mの高さとなっており、展望室からは360度の眺望を楽しむことができます。展望室からは世界遺産や国宝となっている神社仏閣を眺めることができるので、圧巻の伝統的な街並みをバックに着物姿で撮影されるといいでしょう。
アクセス情報
東京駅から 東京駅より「JR東海道新幹線」にて約140分 名古屋駅から 名古屋駅より「JR東海道新幹線」にて約40分 大阪駅から 大阪駅より「JR新快速」にて約30分
参考:https://www.kyoto-towerhotel-annex.jp/access/
中村藤吉本店・サザンコート
西改札口を出てすぐの伊勢丹3階にある中村藤吉本店は、1854年(安政元)から続く、京都・宇治を代表する老舗茶店となっています。和の伝統とモダンが融合した店構えと内装が特徴的で、こちらも着物観光にピッタリでしょう。
またホテルグランヴィア京都の最上階にある、スカイダイニング&ラウンジ サザンコートは、建造物の高さ制限がある京都の中でも限られた夜景スポットとなっています。ここでは大きな窓に面したカウンター席が設けられており、京都の南側や大阪方面までの夜景を一望できるでしょう。
もちろん、いずれも飲食店なので、撮影に配慮すべき点には注意してください。
アクセス情報
阪急電車をご利用の場合 阪急京都線京都河原町駅下車、地下にて直結 京阪電車をご利用の場合 京阪祇園四条駅下車 徒歩5分 市バスをご利用の場合 京都駅「A2」乗り場から、市バス(4) (5) (17) (205)系統利用 (約15分) ※(205)系統は「四条河原町・北大路バスターミナル行き」をご利用ください。
参考:https://tokichi.jp/pages/shijyo-store-page
京都駅ビルの大階段
こちらは夜の撮影となりますが、京都駅中央改札口から西側のエスカレーターをのぼって、4階の室町小路広場に向かうと、171段の大階段がライトアップされ、京都ならではの四季折々なカラーリングのイルミネーションを楽しむことができます。
点灯時間は冬季が15時から、春季は16時から、夏季は17時からとなっていますが、デザイン次第で変更される場合もあるので注意しましょう。駅ビル周辺は映えスポットが多くなっていますが、この大階段はとりわけフォトジェニックなスポットとなっているのでおすすめです。
アクセス情報
東京駅から 東京駅より「JR東海道新幹線」にて約140分 名古屋駅から 名古屋駅より「JR東海道新幹線」にて約40分 大阪駅から 大阪駅より「JR新快速」にて約30分
伏見・山科エリア
そして京都駅から南に下った場所に位置する伏見・山科エリアも、大きな見どころとなっています。
伏見稲荷大社
伏見稲荷大社は特に外国人に人気のスポットとなっており、海外のYouTuberの方々も、延々と続く千本鳥居を撮影されています。鳥居が続く参道は、まるで異世界に訪れたような感覚に陥るほど神秘的な場所となっているので、こちらもできれば着物で参拝したいスポットといえるでしょう。
アクセス情報
【電車】をご利用の場合 ・JR奈良線 稲荷駅下車 徒歩直ぐ (京都駅より5分) ・京阪本線 伏見稲荷駅下車 東へ徒歩5分 【市バス】をご利用の場合 ・南5系統 稲荷大社前下車 東へ徒歩7分 【自動車】をご利用の場合 ・名神高速道路 京都南インターから 約20分 ・阪神高速道路 上鳥羽出口から 約10分
参考:https://inari.jp/access/
毘沙門堂
毘沙門堂は飛鳥時代から続くお寺で、本堂・唐門・仁王門は1666年(寛文6年)に造営された、とても歴史の深い場所となっています。
前庭には樹齢150年ほどの枝垂桜があり、また秋になると見事な紅葉を楽しむことができるでしょう。紅葉の絨毯の上で撮影すれば、着物がいっそう引き立ちます。
アクセス情報
公共交通:JR山科駅・京都市営地下鉄山科駅・京阪山科駅→徒歩20分 車:名神高速京都東ICから府道143・116号経由2.5km10分
参考:https://rurubu.jp/andmore/spot/80027350
伏見の酒蔵周辺
江戸時代、伏見の酒は淀川から大阪まで運ばれ、さらに江戸にも流通していたほど人気を博していました。そのため伏見は、日本三大醸造地のひとつとなっており、歴史ある酒蔵がいまでも数多く残っています。
また蔵の街の景観は、着物姿が引き締まるような印象を与えます。この酒蔵エリアには、伏見が酒造りをするきっかけとなった水が湧き出る御香宮神社や、酒の飲み比べができるお店もあるので、伏見稲荷大社へ参拝したあとに訪れてみるといいでしょう。
アクセス情報
京阪伏見桃山駅より徒歩4分 近鉄桃山御陵前駅より徒歩5分 京阪中書島駅より徒歩8分
参考:https://fushimi-sakagura-kouji.com/access
以上は京都の観光・映えスポットの一部となりますが、基本的には、ここで紹介したエリアの近辺にある着物レンタル店を利用すると、スムーズに観光や撮影ができるのでおすすめです。
京都で着物レンタルを選ぶときのポイント
せっかく京都で着物を着るのなら、なるべくレンタルするお店にはこだわりたいですよね。京都は観光用の着物レンタルのサービス発祥の地でもあるので、いうまでもなくお店の数は充実しています。
しかしお店が多い分、サービス内容は十人十色となっています。納得のいくサービスを受けられるよう、まずは京都で着物レンタルを利用する際に、お店を選ぶポイントについて詳しく見ていきましょう。
レンタルがしやすい
着物レンタルのサービスは気軽に利用できるかどうかで、観光の充実度に大きく影響するでしょう。
着物レンタル店の中には、荷物を直接宿泊先に届けていたり、1人1台までキャリーケースを無料で預かるサービスを実施しているケースもあります。旅行は宿泊施設を拠点に行動するため、着付けができる方であればホテルや旅館で着替えられると便利でしょう。
またお店で着替える場合、着替えてからキャリーケースを引きながら行動をすることになると、せっかく着物を着ても恰好がつきませんし、動きにくくなることで大荷物が余計にわずらわしくなります。そのため一時的に荷物を預かっているお店だと、心置きなく観光を楽しむことができるでしょう。
返却がしやすい
またレンタルした着物は、さまざまなかたちで返却できると、より利用しやすくなります。
たとえば、宿泊先のフロントで着物を返却できるサービスを実施しているケースもあるので、この方法だと着物レンタル店にわざわざ寄って、返却する手間が省けます。また複数の店舗を展開しているお店であれば、ほかのエリアに観光に行った際に、寄りやすい店舗で返却ができると便利ですよね。
さらに翌日夕方の返却にも対応しているケースもあるので、それなら着物での観光を連日楽しむこともできます。
このように返却は、どのように観光するかでベストな方法が異なるので、柔軟に対応しているお店を選ぶと観光のスケジュールも滞りなく進行できるでしょう。
着物のバリエーションが豊富
ひとことに着物といっても、二尺袖や袴、浴衣など、さまざまなタイプのものがありますし、柄も多様になっています。そのため着物の種類や在庫数が豊富なお店だと、季節や場所に合わせた着物や、自分に似合う着物なども見つけやすくなるでしょう。
しかし品揃えが豊富だと、簡単に決められず延々と悩んでしまうかもしれません。着物について詳しくないと、特にその不安があります。しかし着物レンタル店のスタッフは、着物の目利きのプロなので、ピッタリな着物についてアドバイスしてくれるでしょう。
なお着物の在庫数は、200着以上あれば多い方だといえますが、中には1,000着ほど用意しているお店もあるので、具体的な在庫数にも注意してお店探しをしてみてください。
着付けやヘアセットが丁寧
どんなにいい着物を提供していても、着付けやヘアセットもあわせて行う場合、それらの技術力が高くなければ利用する意味がありません。着物レンタル店の中には、その場しのぎの手を抜いた着付けをしているケースもあるので、着付けをしたばかりのタイミングだときれいに見えても、すぐに着崩れをしてしまう場合があります。
そのようなことを防ぐためには、プロによる本格的な着付けやヘアメイクの評価が高い着物レンタル店を選べば、美しい着物姿に仕上がるだけでなく、着崩れも起きにくいでしょう。またこうした技術には資格制度もあるほか、名店のスタッフであればふだんから練習して、技術の維持や向上に努めているので、そのような姿勢の着物レンタル店だと、高い技術力が期待できます。
着物レンタルのお店は、これらのポイントを意識して選ぶと、効率的に観光できるようになるでしょう。ぜひチェックしてみてください。
着物をレンタルする流れ
着付けやヘアセットにはある程度の時間がかかるので、計画的に観光地を回るためにも、どのような流れで手続きや着付けなどの工程を経るのか、着物のレンタルを利用する際は、その内容をあらかじめ知っておくべきでしょう。
ここからは、着物レンタルを利用する流れについて、順を追って説明をしたいと思います。細かい部分は店舗によって微妙に異なりますが、大まかに次のような流れとなるでしょう。
予約
まずは、利用する着物レンタル店のホームページにアクセスしてWEB予約の手続き、または電話で予約を入れましょう。このときに、希望のプランや日時を決めていきます。
なお店舗にもよりますが、当日のレンタルも空き状況次第で利用することができるでしょう。また受付~出発までの所要時間は、大体40分~1時間半程度かかることが想定されるので、その旨を了承したうえで手続きをしてください。
来店
予約を入れた時間までに、利用する着物レンタル店に向かいましょう。もし遅れそうであれば、店舗へ連絡を入れてください。
なお店舗までのアクセスは、各店のホームページからチェックしておきましょう。駅から少し距離があるようなら、早めに行動して店舗に向かうようにしてください。
受付時には、利用するプランやオプションの確認と会計、一時預かり金の支払い(着物返却時に返済)などをします。お店によっては、予約内容から変更することもできるでしょう。
着物選び
続いて着物選びとなります。あまり時間をかけたくない場合は、スタッフにコーディネートしてもらうと、自分に似合う着物をスムーズに見つけることができます。
なお着物選びについては、かわいい系やかっこいい系、レトロモダンなど、予約前の段階で得意とする着物のテイストをあらかじめ確認しておくと、自分好みの着物が見つけやすくなるでしょう。帯や小物の種類も豊富だと、コーディネートをより楽しむことができます。
着付けやヘアセット
着物や帯、小物を選んだら、着付けとヘアセットを行っていきます。着付けの技術が高いと、着崩れしにくく苦しくもありません。さまざまな髪の長さに応じられるよう、ヘアセットのバリエーションも豊富な方がいいでしょう。
なお着付け・ヘアセットの最中は、トイレに行くことができないので、済ませてから取りかかるようにしましょう。
着付け後は、ヘアスタイリストが着物に合ったヘアセットをします。お店によってはメイクサービスもあるので、利用する場合は同時進行するかたちになるでしょう。
自由時間
支度が済んだら、お店を出て京都散策となります。もし大荷物を抱えているようなら、基本的にあまり高くないので、便利なお預かりサービスを利用することをおすすめします。ちなみにお店によっては、カメラマンが同行するロケ撮影のプランも利用できるでしょう。
また、特に京都のような観光地だと、おすすめの散策スポットを案内している着物レンタル店も少なくありません。地元の人ならではの情報を知りたい方は、ぜひ参考にしてみましょう。
着物返却
着物での散策が終わったら、返却時間までに着物を返却します。
注意点として、着物の返却方法が限られている場合、決められた日時までに返却することを踏まえると、行動範囲が限定されてしまうことがネックとなります。しかし宿泊先や別店舗での返却にも応じていたり、翌日まで利用できるようだと、移動できる範囲が広がるでしょう。
また着物や下駄に慣れていない場合は、遠くまでの移動が難しくなるので、現実的な行動範囲も考慮しつつ、妥当なプランを検討してください。
着物をレンタルして京都を楽しむポイント
たくさんの見どころがある古都・京都ですが、着物を着ることで、より日本らしい雰囲気に浸ることができます。しかし、着物を着ると大股にはなれませんし、着慣れない服装で動くことや返却の都合から、移動範囲は限られるでしょう。そのため着物を着ながら観光する場合、より計画的に行動する必要があります。
ここからは、着物を着て京都を楽しむための、役立つポイントについて詳しく見ていきましょう。
行きたい場所に合わせて店舗を選ぶ
着物を返却するまでのリミットも含めて行動範囲を考えると、なるべく店舗から遠くない場所で、じゅうぶんに観光できることが望ましくなります。
半日で存分に楽しむのなら、たとえば京都の中でも代表的な観光スポットとなっている、祇園エリアや嵐山エリアが最適でしょう。このあたりは、交通アクセスも整備されているので行動しやすいですし、観光客向けのお店も多いので、たっぷりと京都を満喫できます。
特に祇園エリアは、清水寺や八坂神社などの有名な観光名所が集約されているので、半日だけでもさまざまなスポットに行くことができるでしょう。
着付けの時間を考慮する
着物をレンタルする際は、店舗スタッフに相談をしながらコーディネートすることになるので、着付けも含めると1時間前後かかることが想定されます。あまり時間をかけたくないようであれば、どんな着物が着たいのかイメージしておくと、着物を選びやすくなって時間を短縮できるでしょう。
また早めに終わらせたい場合は、あらかじめ店側に伝えておくと、スムーズな段取りで進めてくれるよう手配してくれることもあります。
行きたい場所を決めておく
京都にはたくさんの着物レンタル店があるため、「大体このエリアにあるお店でレンタルしよう」と、ざっくり決められる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし観光業に関わるお店は、コロナウィルス感染症の影響を受けやすいため、営業時間の短縮や、閉店してしまったケースも少なくありません。そうなるとお店に着いたときには営業していないといったことも懸念されるので、店舗のホームページをチェックして、当日営業しているか確認しておきましょう。
電話やメールで連絡したり、事前に予約を入れておくと、より確実です。
移動時間を計算しておく
京都に向かう際、新幹線や飛行機などの交通手段を利用する方も多いでしょう。その際の移動時間はあらかじめチェックされるかと思いますが、京都に到着してからの細かい移動も把握しておくと、より計画的に行動できるようになります。
■京都駅から祇園への移動時間
タクシー:約10分
電車:約20分
バス:約20~25分
■京都駅から嵐山への移動時間
タクシー:約30分
電車:約30~40分
バス:約40~50分
また、遅延や渋滞などで移動時間が変わってしまうこともあるので、早め早めに動くようにしましょう。祇園エリアで着物をレンタルして、エリア内を散策する場合は、そこまで移動時間に追われることはありません。
京都を着物で楽しむ際は、上記のポイントに気を付けておくと、計画も狂いにくくなって、たっぷりと日本的な魅力を満喫できるでしょう。ぜひ実行してみてくださいね。
着物で観光をする魅力は何だと思う? WEBアンケートで調査!
京都での着物レンタルについていろいろと解説してきましたが、そもそも着物を京都で着ることについてどのような利点があるのかを知りたいという人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は着物での観光についてのアンケート調査を行いました。それではアンケート結果の詳細を見ていきましょう。
着物で観光する魅力は何だと思いますか、という質問をしたところ、回答は以下のようになりました。
第1位は「普段なかなか着ない着物を着れる」で29%でした。着物を普段着として着ている人もいないわけではないですが、今の時代少数派といえるでしょう。
そのため、普段から着物を着て過ごすというのはなかなかハードルが高いかもしれません。しかし京都のような観光地であれば、着物を着ていたとしても意図せず目立ってしまうことはないので、思う存分着物を楽しむことができるわけです。
第2位は「日本の文化を楽しめる」で24%でした。着物はまさしく日本文化を代表するような存在なので、身にまとって観光地を歩けば、よりしっかりと日本の伝統を感じることができることでしょう。
「非日常を感じることができる」も同じく24%でした。先ほど述べたように、着物は現代では特別なときに着られるものになってきているので、着ているだけで日常から離れた特別な時間を過ごしているという感覚になれるのも魅力です。
第3位は「風情のある写真が撮れる」で21%でした。洋服でおしゃれをして記念撮影を撮るのも悪くはありませんが、やはり着物のほうが風情を感じられる写真を撮ることができます。特に京都など歴史ある場所を巡って写真を撮るつもりなら、着物を着るとそれだけで写真映えがとてもよくなるのでおすすめです。
第4位は「周囲から注目をあびれる」で2%でした。着物を着ている人は自然と目を惹くものなので、注目を集めたい場合に着るというのもよい選択だといえます。
アンケートの結果は以上になっています。このように、着物を着て観光することにはさまざまな利点が存在しているので、興味がある人はレンタル業者を利用して着物をレンタルしてみてください。
次の見出しでは、京都で着物を着て観光するのにぴったりなスポットを紹介します。どこも非常に魅力的なので、要チェックです。
着物で京都観光したいなら、レンタルしやすい着物レンタルがおすすめ!
ここまで、京都観光における着物レンタルについて、さまざまな視点からアドバイスさせていただきましたが、計画を立てるうえで参考になりましたでしょうか?
京都には、有名な神社仏閣や老舗店などが非常にたくさんあるので、着物で回りたいところが多すぎて悩まれる方も多いかもしれませんね。
しかしご自身がどんな写真を撮りたいのか、行きたい場所の優先順位はどこなのか、どんな着物レンタルだと便利なのか、といった条件を整理して、希望にかなう着物レンタル店を利用すれば、充実した京都観光を実現できるでしょう。
【FAQ】よくある質問